インプラントの治療と矯正

インプラント手術に適さない人

インプラント治療とはチタン製の人工歯根をあごの骨の中に埋め込んで、その上から人口歯をかぶせる、新しい歯科療法です。
前後の歯にはまったく負担をかけず、違和感もほとんどなく、さらに咬む力がそのまま
骨にも伝わるため、自分の歯と同じような感覚で咬むことも出来ます。
インプラント治療は入れ歯やブリッジの欠点を克服した画期的な治療法です。

近年、インプラント治療を受ける人の数は増えてきています。

しかし、どんな人でも手術を受けられるわけではありません。どのような場合、受けることができないのでしょう。大まかに、以下のような人が挙げられます。

まず、妊娠中である人、歯根に感染症がある人、歯周病の人、あご骨の量が少ない人、骨粗しょうの人は、インプラント治療が制限されます。
医師が適切な処置をした後で、受けられる場合がありますが、念入りな事前準備が必要になります。

あご骨の成長が終わっていない16歳以下の人はインプラント手術を受けることができません。

また、術後、口内環境を清潔に保つ必要がある為、きちんと歯が磨けるかどうかも重要なポイントになります。
歯を毎日磨くことが困難であると判断された場合は、手術を受けることはできません。

その他に、アルコール依存症の人(術後、しばらくの期間はアルコールを控えなくてはなりません)、医師との意思疎通が困難な精神的に問題のある人、チタンアレルギーのある人も手術を受けることは難しいと言えます。